加齢と老化は似た表現のため、専門家でも混同してしまいます。

「加齢」とは、人や動物が生まれてから死ぬまでの時間経過を表します。

それに対して「老化」とは、加齢に伴い、筋力や肺活量、病気に対する抵抗力などの生体機能が低下することを表します。

老化は一般的に、20歳から30歳以降の生殖年齢に達した後、多くの場合50歳代以降に発現します。

ただし、「老化」は病気ではなく、老化のスピードには個人差がありますが、誰にでも起こる肉体的、精神的な機能低下です。

老化には、誰にでも起こる心身の変化である「生理的老化」と、必ず起こるとは限らない「病的老化」があります。

「生理的老化」は、白髪や脱毛、しわやシミ、老眼や難聴などの生理機能にも衰えがみられるようになります。

「病的老化」は、高血圧や動脈硬化、骨粗鬆症、アルツハイマー病などがあります。老化は病気ではありませんが、加齢に伴い身体機能が低下するため、病気にかかるリスクが高くなります。そのため、多くの場合、生理的老化とともに病的老化も進行します。

老化の原因学説には、3つの有力な学説があります。

一つめは、細胞内にある遺伝子DNAには細胞の再生回数を制限するプログラムが組み込まれているという「プログラム説」

二つめは、DNAやたんぱく質の異常が蓄積して起こる「エラー蓄積説」

三つめは、生殖を優先し、体細胞の修復がおろそかになる「体細胞廃棄説」

この3つの学説以外でも、成長ホルモンの減少やストレス、活性酸素が老化の原因とも言われています。

加齢は誰にも止めることはできません。ですが、「アンチエイジング」で老化を防止、遅らせることができます。

アンチエイジングとは、「抗老化」、「抗加齢」という意味で、加齢に伴う老化現象を、食事や運動、サプリメントなどによって予防、改善することを指します。

アンチエイジング対策には、有害物質を避けることや喫煙、過度なアルコール摂取をやめる、ストレスを溜めない、適度な運動を続けるなどがあります。

加齢や老化に対しての過度な不安感を除き、アンチエイジングの正しい知識を身に着けましょう。