老化現象

体の変化

老化に伴う体の変化には、筋力や骨密度の低下、しわやシミ、呼吸器や消化器官、血管などの内臓の衰えがあります。

筋力の低下は関節の可動範囲を狭くするため、体が硬くなり、運動障害を起こします。肩周辺の筋力が低下した場合、肩こりや背中が曲がるなどを起こし、姿勢が悪くなります。骨盤や内臓周辺の筋力が低下すると、内臓が正常な位置にあり続けることができず、全体的に下に下がってしまいます。また、骨量が減少し、骨密度が低下するため、骨折しやすくなります。軟骨は硬化して脆くなるため、腱や靭帯の硬化、軟骨の薄化、弾力性の低下などが生じるため、関節炎を起こしやすくなります。また、コラーゲン量や皮膚組織の委縮が起こるため、しわやシミが現れます。腎臓機能が低下するため、トイレの回数が増える、尿失禁、残尿感が続くなども起こります。

内臓の変化には、肺の弾性低下や肺胞数の減少による肺活量の低下、消化管蠕動運動低下や腸管壁の脆弱化、線分泌の減少による胃潰瘍や逆流性胃炎、便秘などが起こります。また、近くの物体に焦点を合わせづらくなる老眼や、中心部が見えづらい、歪んで見えるなどの症状が出る加齢黄斑変性、聴力の低下による老人性難聴も起こります。

記憶力の低下や身体機能の低下など、老化に伴う体の変化から自分に自信が持てなくなることもあり、精神的な落ち込みが激しくなるなど、心の変化もみられます。心の変化として、女性に多く見られる更年期障害、自律神経失調症、うつ状態などがあります。