老化現象

腰痛

老化に伴う腰痛の原因には、骨や筋肉の老化、骨粗鬆症などが原因で起こります。

骨は加齢に伴い自然と脆くなり、ちょっとしたダメージでも骨折やヒビ、歪みを生じるため腰痛を引き起こします。また、老化によって骨の水分量が減少するため椎間板の弾力性がなくなり、神経を圧迫することで腰痛が起こる「脊柱管狭窄症」や、椎間板の水分が減少することで薄くなり、腰椎が変形を起こす「変形性脊椎症」が原因になる場合があります。

変形性脊椎症は、骨棘(こっきょく)と言って、腰椎の椎体が棘のように変形し、酷くなると隣接した椎体の骨棘が橋のようにつながってしまう病気です。動き初めに痛みが起こるため、朝起きた時や立ち上がり時に痛みを生じますが、動き出してしまうと腰痛は楽になります。

筋力の低下も腰痛の原因となります。姿勢を安定させている脊柱は、両脇にある脊柱起立筋や腰方形筋、おなか側にある腹直筋や内・外腹斜筋などによって支えられています。この筋肉が老化により弱くなることで姿勢が悪くなり、腰痛の原因となります。特に女性は筋肉が少ないため、男性よりも腰痛を訴える人が多くなります。

また、女性の腰痛に多く見られる原因として、骨粗鬆症があります。骨粗鬆症は、骨量が減少して非常にもろくなり、折れやすい骨の状態を言います。40歳代から50歳代で発症し、60歳代では半数の女性が骨粗鬆症になっているといわれます。これは、女性ホルモンに含まれるエストロゲンが骨の形成に影響しているためで、閉経後のホルモンバランスが変化することで急速に骨量が減少してしまうためです。